直腸がんステージ1からの肺転移

2019年7月8日 肺切除手術入院7日目 退院日のあれこれと、美味しい鉄板焼きランチ

2019年7月8日(月)

 

無事に1週間の入院を終えて我が家に帰ってきて、今ベッドに入って音声入力でこの日記を書いている。

 

この1週間は、何か、失われた1週間というか、存在してなかったみたいな。何だったんだろう…って言う感じが今しているけれど、実際に私の左の脇の下には傷口があって、ちょっと気にかけるとやっぱり痛くて。私の中の1部が切り取られたんだな…。ここの痛みを感じると、そのことを思い出す。まぁそんな程度なのだ。

 

今回はすごく術後も辛くなくて、とても経過が良くて、自分でもびっくりするぐらい元気だった。過去2回の手術と比べても、断然1番楽だった。本当に肺の手術としては、とてもシンプルで軽いものだったんだろうなと想像している。

 

転移がんができた場所が本当に手術で取りやすい場所で良かったし、それは本当に他のもっと重い方には申し訳ないけれど、私はたまたまそうだったんだから仕方がない。今こうしてまた元気で自分の家に戻って来れて、愛犬が足元で寝ていて…そんな日常がまた私に戻ってきたって言う事はありがたいと言うしかない。

 

でも家にいるといろんなことが目について疲れるし、ストレスも溜まるだろうなと言う気がするので、ボチボチゆっくりやっていくしかないかなぁと言う感じだ。

 

今日は車で夫が10時めがけて来てくれたけど、道路も混んでいたし病院の駐車場も30分待ちだったから、結局病院前に止めててもらって荷物入れてお会計をし、保険の請求のための書類を提出して…と言うことを夫を待たせながらしていた。

退院の手続きというか、部屋の片付けは9時ぐらいから始めて、9時半にはお会計の請求書を持って事務の人が上がってきた。今回個室だけど無料の個室だったので差額は無し、助かった!

 

さて治療の証明書をもらう件だけど、結局私の場合、次の診察7月23日の日に今後の方針がわかるだろう…と言うことだった。結局その時にならないと証明書を書けないと言う事だったので、今日は申請するのはやめることにした。会社に出す疾病給付金の書類だけはお願いすることにした。

カードでお会計をして夫の車に乗り込んで、横浜に帰った。

 

ランチはもう昨日から頭の中は鉄板焼き!それしかなかったので、たまに食べに行くお気に入りの「知喜多亭 なごみ」に行くことにした。電話で2人分の席を予約して11時45分過ぎに入店。とにかく肉の柔らかさがたまらない…。こんなおいしい料理が味わえるんであれば、1週間ぐらい病院食みたいな食事も悪くない気がした。とても幸せな時間だった。ワインが飲めないのは本当に残念だけど…。いや、飲めないじゃなくて、私は「飲まない」と決めたの。術後しばらくは飲まない。

おなかいっぱいで大満足で帰宅したら、ちょうど次男が学校から帰ってきた。元気な笑顔を見られてとても嬉しい。夕方は、愛犬を連れて公園からぐるっと近所を一周し、小一時間散歩した。

それから晩御飯はしゃぶしゃぶにして、野菜をたっぷりといただいた。1週間ぶりに会う長男が帰ってきた時は本当に嬉しくて、ぎゅっと抱きしめた。

 

とは言え、そんなに懐かしい感じが実はしたわけでもなくて(笑)

ほんとになんか狐につままれたような1週間だなって思った。私は何も変わらないようで、でも、やっぱり変わったのかなあ何かが…。

 

痛み止めを毎食後にまだ飲んでいるから、傷の痛みは10段階のゼロだし、深いなこともないから、本当に今はコンディションは上々!

 

今夜は久しぶりの自分のベットだからよく眠れるはずだね。あぁ、またここに帰って来られてよかった。我が家が一番だね。

今回お世話になった8階の呼吸器外科の先生方、ナースの皆さんには、心から感謝いたします。最後、医師団チームと記念撮影できてとても嬉しかった♪ありがとうございました。