直腸がんステージ1からの肺転移

2019年7月6日 肺手術入院6日目 術後3日目 土曜日はのんびりと

2019年7月6日

昨夜も結局寝付いたのは23時くらいかな。起きるのが7時過ぎだから、8時間睡眠で23時寝入りはちょうどいいということで。抱き枕効果かな、とても気持ちよく眠れているのがありがたい。今朝はナースのノックで目覚めた。36.1度、105の62。血圧は100越えで安定してきた。体重もどうやら毎日図るようだ。大腸の時は計らなかったのに。昨日は56.7、今朝は57.4だった。これは入院前から変わらないね。昨日の晩ご飯のあとに妹お手製のパンを焼いて食べたから少し増えたのかな?

 

主治医のM先生も朝一瞬、顔を出してくれた。え、土曜日なのに先生いるんですね?!

思わず、先生お休みはいつですか・・と聞くと、ちょっとはにかみ気味に、あまり休みないんですよと。思わず、先生もお大事になさってくださいと反射的に声が出た。いやほんとうに。いくら仕事好きでもオーバーワークは良くないですよ。がんは頑張り病なんですからね。…とまでは言わなかったけれど。がんは頑張り病。そのことを知らない人がきっとまだまだ多いんだろうなと思う。

 

朝ごはんに目玉焼きが出たんだけど、まさかのプレーン!塩もなし…。まぁなんとか食べたけど、目玉焼きプレーンは結構しんどいものがある。ご飯を半分残して、今朝も妹のパンを食べた。コンビニではちみつかメープルシロップか迷ったけど、メープルシロップを買ってつけて食べた。病院食以外のものを自由に食べられるのも、大腸のときとは違う点だ。

 

デイルームの角にある、窓が広いテーブル席はほんとうにいい仕事場だ。退院は嬉しいけど、ずっとこの場所でパソコンやってたい気はする。

今日は痰の検査があり、2時までに出すようにということだったけど、すでに出たから今日はミッションコンプリートだ♪

 

午前中ブログ書きなどをしていて、11時40分からのシャワー予約してたのに気付いたら11時50分で。あわてて12時からに書き換えて入った。アルガン石けんでの洗髪は調子がいい。固形石鹸だけで、リンスもしないのに、ほんとうにきしまない。

そうこうしていると妹が到着。デイルームで一緒にご飯を食べた。洋食で、サーモンムニエルの超薄味。パンに合わせて食べた。デイルームでしばらく話した。愛媛で昔のペンパルに会って来た話など。これはすごいストーリーだった。それから部屋に戻って、タブレットで一緒に「はたらく細胞」を見たり。インフォメーションコーナーで二人でがんの資料をあれこれ読んだりもした。

 

最後は1階の七夕たんざくを妹にも書いてもらって。病院食の食物繊維不足を解消するためにコンビニでサラダ買って、それでお別れした。

 

妹も妹で、私が思う以上に、私を思って、案じてくれているんだろうなと思う。お姉は大丈夫だと思うよ、と帰り際に声をかけてくれた。とても心強い言葉だ。

 

うん、私も大丈夫だと思うんだけどね。でも、もしまた入院となったとしても、それはそれで覚悟決めてるよ。何が起こるかわからないのが、がんだということ。今回よぉくわかったからね!

 

さて食物繊維サラダの効果、明日、出るかなぁー。ここ数日ほんとうに便秘がちでしんどくてね…。

今日の食事のお供の映画は、「東京タワー オカンと僕とときどきオトン」。樹木希林さんが抗がん剤で苦しむ演技をしている。リアルすぎる…。これたしか前に本で読んだ作品だけど、映画はリアルすぎるね。これ見ちゃうと、抗がん剤は絶対やりたくない!って思ってしまうよね…。

 

毎日違うナースが私の個室にやってくる。今日の夜のナースとは、どうしたら患者さんが前向きに治療に取り組めるか、心の持ちようの話をした。わたしも、どうしたら少しでもみんなを前向きな気持ちにシフトできるかを考えている。わたしのような心境…つまり、あるがままを受け入れる、現実にひたすら向き合う、後悔はしないで前を向く!…という心境に、少しでもみんなに近づいてもらうには。自然とそう思えるようになるには、何を、どうきっかけにすればいいんだろうと思う。しんどい治療に向き合っている患者さんほど、そう簡単には前向きにはなれないとも思うから。