冬の入院日記(2回目の手術編)

ストーマ閉鎖術の入院8日目 入院中に出来た友達と、高校の友達と語る日

2018年11月28日(水)

昨日の検査結果が良好なので、無事、希望の29日に退院できることになった。本当は土曜日までゆっくり病院で休みたい気持ちもあるけれど、不在中、うちでご飯支度をしてくれている義理の母にあまり負担をかけるのもね…。身体も回復しているし、やっぱり家のベッドの方が眠れそうだな、というのもあるし。

というのも、昨夜も11時、2時と目が覚めたのだ。早くぐっすり寝たい。

朝、また12階へのぼった。昨日話をした彼にも朝日の話をしてあったので、彼ものぼってきたので、今日は二人で。
でも残念ながら、雲が厚くて、太陽は顔を出さず…。残念…。

仕方なくいったん7階に戻って、少しお茶を飲んでいたら、空が明るくなってきたので再び12階へ上がってみると、なんとも珍しいストライプの太陽が♪
7階にいらっしゃったおじいさんを誘って、今回も12階は二人で。
おじいさんは、がんになって、もういいや…って思ってたらしいんだけど、身体が回復してくるにつれ、
「身体がこんなに頑張って回復してるのに、気持ちに負けたらダメだ!」って思うようになったんですって。

胃の調子が悪くて、胃カメラをしたとき、ついでに大腸もやりましょうと勧められておしりカメラをやってみたら、1センチのポリープが5個も見つかったんですって。そんなこともあるんですね…。
おじいさんは、サクっと朝日を見たら、
「ここのこと、教えて下さってありがとうございます」と私に言って、また、降りて行った。こちらこそ、お話で来て良かったです、と言ってお別れした。

sdr

入れ替わりに、今度は、同じ部屋のお向かいのベッドのSさんがやって来た。Sさんにも朝日のすばらしさを力説していたから(笑)見に来てくれたのだ。
ふたりで朝日を眺めながら、お互いの状況を話したりした。同じ年に生まれたSさん。話も合う。連絡先も交換した。これからも繋がれる患者友達が出来て嬉しくなった。これもご縁ですなぁ…。


この日、超久々に、手術の執刀医であるわたしの主治医が回診に来てくださった。久しぶりだよ先生!!手術翌日ぶりだよ!!
このことからも、前回の直腸切除&ストーマ造設手術に比べ、今回のストーマ閉鎖手術は、手術そのものも、術後管理も、全然ちがうんだなぁ…ということが分かる。前回に比べ、私がすぐに元気回復したのも、さもありなん。

先生には、これから先、便が出にくくなる人もいるんだよ…と言われた。頻便傾向、というだけではなく、便秘傾向もあるのだな。うん、心しておこう。

11時ごろ、退院の書類にサインをした。
1階で、保険会社に提出するための、医師の診断書の発行をお願いした。3社に提出するので、3通。1通1万800円だから、トータル3万2400円… 高いけど、支給される手術給付金のことを思えば、この出費は仕方なし。


午後、高校時代の同級生が二人、お見舞いに来てくれた。北海道の美味しいものをたくさん持って、来てくれた♪ 元気な私を見て、ちょっと安心してくれたかな。いろんな話をした。身近なご家族のがんのエピソードとか、なぜか仮想通貨の話とか。しばらく、身内と患者仲間としか話をしていなかったから、久々の友との語らいは、とても楽しかった。ありがたないなぁ。友達、大事。がんの友達に会うっていうのも、なんというか、ある意味、勇気がいることかもなって思うから。来てくれたこと、本当に嬉しかったよ。