2018年7月21日(土)
大腸内視鏡検査から一夜明け。
目が覚めたのは4:55だった。自然に目覚めてスマホを見たらそんな時間。
まだ早いから二度寝しようとするも、あまり眠れない…。
でも起きるには早すぎるなぁ、と、ベッドの上でうとうとしていた。
するとLINEに夫からメッセージ。今日これから帰る、15時には横浜に着くと。
今週末は帰ってくる予定はなかったのに。昨日の告知を受けて、急きょ飛んできてくれるんだ。
じわりと嬉しい。
この日の午前中、息子たちは二人とも部活に出ていて、私は家に一人。
何をしたかというと、大腸がんの名医・名病院をネットで検索。闘病体験記をネットで検索。晩御飯の仕込み(鶏飯)。
大腸がんは今や内視鏡で取り切ることができるケースが増えていると知った。
ただし内視鏡を操るには熟練の腕が必要。そりゃそうだわね。
調べていくと、学会に認定された医師というのが、いわゆる腕のいい医師ということになるらしい。以下のサイトで、医師名と病院名を調べることができる。
これね…あいうえお順に医師名が羅列されているんだけど、県別とか臓器別にソートがかけられればもっといいのに、と思う。この中から、東京または神奈川で、かつ、大腸を専門とする医師を見つけるのは結構大変なのである。
そして、いろんな方のブログで闘病体験を読むと、私と同じように無症状でがんが発見されたという女性が何人もいた。あまりに私と同じ感じなので笑っちゃうほどだった。おしりカメラ、大事だね。みんな絶対やらないとダメだよ。あんなに簡単に切れるなら、ポリープは早く切っちゃって。
私は去年の健康診断では便潜血検査は問題なかったんだよね。たぶんポリープはもうあったんだろうけれど。去年のピロリ菌の時に大腸もやっていればなぁ。ここまで育っていなかっただろうに、と、また後悔する。
これからの人には、こういう後悔はしてほしくない。
だから、自分の体験談を語れる人になろう。こんなに元気でも、がんが存在するってこと。早期発見がとにかく大事なこと。それを自分の言葉で語れる人になるんだ。そう思いながら、ここに記録していくのだ。
調べていくうち、内田春菊さんも最近、大腸がんを患ったということを知った。しかも、「がんまんが」という作品を出されている。もちろん、キンドルで即ポチした。でもすぐには読めない。ちょっと読むのが怖いのかなぁ。
がんまんが 私たちは大病している (BUNKASHA COMICS) [ 内田春菊 ]
そうこうしているうちに夫が帰ってきた。早速、作業を一つお願いした。
先ほどの認定医リストをコピーして、神奈川/東京の大腸がんの先生に蛍光ペンでマークしてもらう。夫は喜んでやってくれた。とても協力的でありがたい。
リストによると、
センター南にある昭和大学横浜市北部病院に名医がいる。しかも次男と名前がおなじだ!五反田のNTT関東病院の先生は情熱大陸にも出たほどの人。横浜市立みなと赤十字病院にもいい先生が京都大学から来ているけれど、どうだろう…。
もう少し病院のクチコミを見てみないと決められない。
各病院には、がん相談電話サービスや、サポートセンターがあるんだね。がんのことならなんでも相談して良いと書いてある。そんなのあるんだ。
とりあえず一番家から近い、みなと赤十字のがん相談電話に、月曜日にかけてみようと思う。
こういうことを調べるのは得意だ。ちなみに若かりし頃の報道記者だったころは、医療・教育分野の担当記者だったからね、一応。札幌医大や北大病院に、取材でよく出入りしていたし、問い合わせの電話もよくかけていた。当時、臓器移植法が制定され、日本でも脳死のドナーからの臓器移植が可能になったのだった。日本初の遺伝子治療が行われたのもその頃だった。自分の身体のことについて調べているのに、そういう昔の仕事を思い出す私っていったい…?!
なんとなく第三者的な気分で調べているほうが、気持ちが楽だったのかなぁ。
夜は久しぶりに家族全員で買い物に出かけた。男性陣はみんなでPUMAの靴を買ってた。私はこれといって欲しいものもなかったので、見ていただけ。でも家族全員でのお出かけは久しぶりだし、嬉しい。晩御飯は鶏飯を準備してあったけれど、子供たちがマンマパスタへ行きたいというので行ってきた。お兄ちゃんのサッカーの試合帰りに来たよねえ、ここ。もう5年も前かもね、という話をする。前菜もパスタもどれも美味しくて大満足。今日は誰もドリンクを頼まないで、全員お水。夫も私に気を使ってビールを飲まない。私が運転するから、飲んでもいいのにね…
ふとよぎる。こういう時間が愛しいと。
手術したら、きっといろんなことが一変してしまうのだろうなと。考えたくないけどやっぱり考えてしまう。
考えても仕方ないよね。まだ何も始まっていない。
でも、私の中にがんがいるであろうことは事実。
消し去りたくても消せない、衝撃の事実なのだ…。
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