ストーマ生活のこと

子ども産んでから一度も検査受けてないママもいる…という事実と、もうすぐサヨナラするストーマのこと

2018年11月17日(土) 

 

今日は長男のサッカーの新人戦を見に行ってきた。とてもまぶしい日差しのもと、10時半キックオフだった。長男は控えで、結局今日は一度もピッチに立つことがなかったので少し淋しかったけれど、久しぶりにチームメートのママたちと会えて、他愛のない話をして、楽しかった。夏の手術以降、こうやってサッカー関係のママに会うのは初めてかも。一度応援に行ったことはあったけど、なんとなくみんなに会う気になれなくて、離れたところでそっと見守っていたから。

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試合の後、何人かのママとランチ会に参加した。そこで、同じテーブルになったママたちに、がんの話をした。そしたら、もちろんみんな驚いていた。だって本当に見た目は病人ぽくなくて元気なんだから!だから、半信半疑だったのではないかな。

 

そういえばこの日の数日前、サッカー部の、長男が1年生の時に3年生だった先輩のお母さまが亡くなったという連絡が回ってきた。もしかして、がんで亡くなったのだろうか…と思ってしまうのは私だけではないだろう。

 

さて、サッカー部ママたちへのカミングアウトでやはり私がみんなに伝えたことは、検査の重要性、早期発見の重要性。なんだけど、やはり、われわれママ世代の検診実施率は低いよね…と思わされる。あるママは、子ども産んでから一度も検査という検査は受けてないわーと言う。私より少し年若いママだけど、ええと、子どもはもう17歳ですけど!!この17年、検査を受けてないのね…。今年こそ受けようね!と念を押しておいた。あまり強くは言わない。言いたいけど、言わないように気を付ける。価値観は、人それぞれだから。でも、伝わるといいなぁ、私の思い。そして、今年こそ検査受けてくれるといいなぁ。

 

帰宅後はまたメルカリ出品(主に本たち)をしたり、キッチン回りを少し片付けたりした。お風呂にゆっくり浸かった。そういえば、お風呂のリフォームもしたいなぁ、この間友達のマンションのリフォーム後の様子を見せてもらったときに知った、肩湯…うちにも欲しいなぁ、これから家で過ごす日が増えるだろうから、快適な家に住みたい、気持ちいいお風呂に入れたら幸せだなぁ…そんなことを思いながら長風呂した。

 

今日はストーマパウチを取り換え、ストーマを洗ってあげる日。週に2回の交換の日、ずっと袋の中に閉じ込められている健気なストーマを、袋から出してそっと優しく洗ってあげると、とても気持ちよさそうな顔をしている。気がする。改めて見ると、ほんとうにこのストーマというものはすごい。だって小腸なんだよこれ。小腸が肛門の役割を担っている、しかもいつもの場所である体内から引っ張り出されて、体外に顔を出して。

 

このパウチ交換も残すところあと1回か、と思うと少し淋しい気がしなくもない。次の手術は、このストーマを再び自分の体内に戻す手術だ。だから術後はもう、ストーマとはサヨナラ。このパウチ交換は正直、時間かかるし、面倒な作業なのだけれども、終わってしまうと思うとね…。少し淋しいのも正直な気持ち。

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そして、次の手術の後はまたしんどい日々が続くのだろうか、これを体内に戻すってどういう手術なんだろう…などと想像すると、少し怖くなる。やっぱり手術の日が近づくと、ナーバスになるわたし。

 

入院中に我が家に泊まり込みでサポートに来てくれる義理の母のための寝具を用意するとか、入院の持ち物を用意するとか、そんなことをそろそろ始めなければならないなぁ。あぁ、また入院かぁ。またあの病院生活が始まるのかぁ。憂鬱だ。でもやらなきゃならない。仕方ないこと。頑張るしかない。4日後にはもう、病院なのだ。